不登校カウンセラーは、子どもとの関わりや相談業務など、実践経験がある方が優遇されていると分かりました。
この記事では、不登校支援にまつわる資格と求められるスキルを求人サイトから調べました。
落ち込んだ状態からいい方向に導くためには、何が必要なのかを書きましたので、ぜひ読んでみてくださいね。
不登校カウンセラーになるには?
不登校カウンセラーになるには、特別な資格などはありません。
なり方としてはこの3種類があります。
- 求人で探す
- フリーランスとして独立する
- ボランティア
求人サイトで探してみると、何件がヒットします。
しかし、たくさん募集がある訳ではありませんし、パートやアルバイトも多いです。
不登校経験を活かして、SNSを通して活動する方もたくさんみられます。
一番堅実な方法は、【臨床心理士】【公認心理士】の資格を取り、スクールカウンセラーになることでしょうか。
不登校カウンセラーになるには資格はいらない?
小学校や医療機関など、公的機関で働きたい場合は国家資格が求められる場合がほとんどです。
しかし、民間企業や独立、ボランティアとして活動する場合には、資格はそこまで求められません。
そのため、自分や子どもの不登校体験から得られた知識や対応で、カウンセラーになっている方もたくさんいます。
特に不登校の体験があれば、子どもの気持ちに寄り添えるので、状況をみて的確にアドバイスができるのです。
不登校カウンセラーで求められるスキルは3つ
不登校カウンセラーで求められるスキルは3つあります。
- 傾聴力
- コミュニケーション力
- 受容力
子どもや親の話をじっくり聞いてあげられる、傾聴力。
子どもの目線で話せるコミュニケーション力。
どんなネガティブな気持ちでも、批判せず受け止める受容力。
不登校が長引くと、親子ともに情緒不安定になることもあります。
そんな親子をイライラもせず、焦りもせず、どっしり対応できるスキルが大切です。
不登校カウンセラーになるには?有利な資格は臨床心理士!
心理系の国家資格を取得していれば、不登校支援がある公的機関で優遇して採用してもらえると考えられます。
臨床心理士の受験資格はこちらです。
〈主な受験資格〉
引用:日本臨床心理士資格認定協会
●指定大学院(1種・2種)を修了し、所定の条件を充足している者
●臨床心理士養成に関する専門職大学院を修了した者
●諸外国で指定大学院と同等以上の教育歴があり、修了後の日本国内における心理臨床経験2年以上を有する者
●医師免許取得者で、取得後、心理臨床経験2年以上を有する者 など
指定の大学院を修了して、やっと受験資格が得られる資格です。
不登校カウンセラーになるために役立つ民間資格とは
民間資格の場合は資格取得しても仕事がある訳ではありません。
ですが、知識を得る為や、権威性を持つために取得するという考えもあります。
「不登校について学びたい」「個人事業主としてやっていきたい」と言う場合に検討してみてくださいね。
不登校訪問支援カウンセラー
資格名 | 不登校訪問支援 カウンセラー |
認定 団体 | JADP |
通信 講座 | 資格のキャリカレ |
監修 | なし |
ハガキ申し込み 価格 (税込) | 64,800円 ネット 申し込み価格 |
教材 | テキスト2冊 添削問題 相談業務実習 サービス 映像講義 |
不登校訪問支援カウンセラーは、通信講座キャリカレで受講できます。
不登校の基本の心構え「受容・傾聴・ 共感」、対応事例などを学びます。
不登校の入門編とも言える内容なので、ある程度知識がある方には物足りない可能性があります。
周囲の不登校サポートのために学びたい方に向いている資格講座です。
▶不登校訪問支援カウンセラー資格取得講座の無料資料請求はこちら
マインドフルネス実践講座
資格名 | マインドフルネス 実践講座 |
認定 団体 | JADP |
通信 講座 | 資格のキャリカレ |
監修 | 川野 泰周 |
ハガキ申し込み 価格 (税込み) | 72,800円→ 64,800円 (ネット申し込み価格) |
教材 | テキスト3冊 添削問題 瞑想DVD キャリカレノート |
マインドフルネスとは「ただ目の前のことに集中する状態のこと」です。
不登校とは関係ないように思えますが、不登校の子どもを持つ親に対して、ぜひお伝えしたい知識です。
不登校の子どもを持つ親は、将来を勝手に悲観してしまい、子どもの様子ばかりが気になり、自分に集中できなくなるためです。
マインドフルネスを学ぶことで、ネガティブな気持ちがクリアになり、自分に集中ができます。
今に感謝できるようになれば、子どもへの対応が柔軟になり、親子の関係がよくなっていくという訳です。
もし不登校の親が学ぶなら、この【マインドフルネス実践講座】がおススメです。
不登校の子どもに寄り添うためには一番大切なのは受容!
不登校の子どもは、繊細であったり、心にダメージを負っていることがあります。
上辺だけの対応なら、心を閉ざしてしまい、本音で交流するのは難しくなるでしょう。
- 「学校なんて行きたくない!」
- 「死にたい時もある」
- 「もう何も考えたくない」
返事に困るようなことも、アドバイスはせず、そのままの気持ちを受け止められることが大切です。
信頼関係を作るために、【受容力】がとても大切なのです。
信頼関係ができたら、タイミングをみて将来について話し合って行く事ができます。
※ゲーム依存や引きこもりになっている子については、受容し続けるのではなく、専門家に判断を仰ぐのがふさわしいです。
【まとめ】不登校カウンセラーは資格よりも受容力が大切!
不登校カウンセラーになるには、特に資格は必要ありません。
就職として考えているなら、【臨床心理士】【公認心理士】などの資格取得が近道です。
また資格がなくとも、不登校を乗り越えた経験を活かしてカウンセラーになっている方もたくさんいます。
その時に求められるスキルは3つです。
- 受容力
- コミュニケーション力
- 傾聴力
特に大切なのは受容力です!
子どもの気持ちに寄り添い、受け止める。
親近感が持てて、安心できる人柄だと、子どもが心を開きやすいです。
求人数が少ないですが、やりがいがある仕事ですので、ぜひ参考にしてみてください。
ご紹介した二つの資格は通信講座キャリカレで受講できます。
2講座まで資料請求は無料なので、取り寄せてじっくり検討してみてくださいね。